書籍

利休にたずねよ

作家山本兼一さん、参考文献を活用したとは言えよくぞここまで描けたものだと感心。 ぼんやりとしか掴めていなかった利休像がかなりな所まで見えてきた感じ、でも逆に疑問点も出てきて、ますます興味がが深まる。 この中で、 白い手・・・・・・・あめや長次…

豪快 茶人伝

安土桃山から現代に至る権力者、豪商、文化人である茶人11名を史実と想像を織り成して茶道具の魔力と共に、個性ある一人ひとりの数寄者を内面からほりおこそうと挑んだ作品。 久しぶりに面白い本にめぐり合えた。ただ文庫本しか発行されていない為、少し読…

芭蕉全句 なぞりがき

芭蕉生涯の発句976句。 ぼつぼつ味わいながらなぞってみたい。 愚案ずるに冥土もかくや秋の暮れ 芭蕉

茶の匠

世界に誇れるものの一つに茶の文化がある。 茶室は単に茶を喫する場にあらず、茶室には古今の文化、芸術、賢人の教え、そして人の生きる道を求め高める場でもある。 著者は、「新しい美の創造を試みる知恵と感性の修行の場」でもある、と述べている。 我が家に…

特選 美術館三昧

戦後50何年で日本は美術館列島へと変貌した。 美術館連絡協議会に加盟している美術館だけで114あると言う。 藤森照信が味わい深い美術館27件をカラー写真と建築史家ならではの巧みな表現で解説する。 さてどの美術館から巡って見ようか・・・。 装丁…

「万葉花さんぽ」 爽やかな一冊

大和の野山を知り尽くしていると言はれる入江泰吉さん、楚々として咲く万葉の花の四季を、ファインダー越しに歌人の心と、花の美しさを見事に捉えた快心の一冊。 エッセイは万葉集の権威中西 進さんが受け持ち、写真と歌とエッセイと現代人にわかりやすい 写…

日本人は「桜のことを」何も知らない

読んで驚いた。 もうすぐ終戦後に植えられた桜が一斉に寿命を迎えるのだ、 と言う。 株価が8000円台を割り込み、日本の寿命が尽きるのではと囁かれているとき 「ソメイヨシノ」と運命を共にしようと言うのか・・・偶然か必然か。恐ろしい・・・。 日本人…

日本の傳統色ーその色名と色調ー

著者 長崎盛輝(ナガサキセイキ)さんで〔かさねの色目配彩考〕288,400円がある。 ここに紹介する本は文庫本で平成8年に発行され 飛びついて買った。1236円なのである。 文庫本といっても四百数十頁 カラー図版165頁物となっている。 〔古代色…

京都ゆめ色歳時記

日本の伝統色の色は、飛鳥時代から室町までの〔古代色〕と桃山 江戸時代の間の〔中世色〕に大別されるようです。 色の名称は自然、物象、植物、動物、人名、地名、中国伝統に因んだものとか多岐に亘っている。 そのほとんどが染色に由来するもので、京都とは…

ULTIMATE VISUAL DICTIONARY

万物を網羅しようと試みたヴィジュアル系の事典。 とくにRAIL and ROAD.SEA and AIR の部分が興味深く見ることが出来る。 物好きの人必見。

花鳥諷詠(歳時記)

メロンにも 銀のスプーン 主婦好み 虚子 現代に生きつづける 高浜虚子 月一度は開いてみる歳時記 俳句の素養の無さが・・・時々悲しくなる。

ガーデンスタイル考

ガーデニングとは様々な条件の違いの中で、植物観察の 長いお付き合い と共に、それにまつわる 苦楽を指すものだと思います。 アマチュアの能力で十分作れる範囲の技術、費用、空間を考慮して、且つ作者の個性を生かす配慮の利いた 本だと思います。 庭造り…

茶花栽培入門

季節(一月から十二月)の茶花の鉢植え栽培方法(育て方)が、水やりから施肥のタイミングまでていねいに解説されています。 今蔓竜胆の栽培に挑戦しています。 著者は 京都花フジの二代目ご主人。