骨董品・アンティーク

いもば 豆茶碗

清の後期、日本で言えば江戸後期。 この頃から明治にかけて煎茶が文人の間で親しまれ大衆にまで広まって行った時代。 清国から日本向けに煎茶碗が大量に生産され輸出されている、それがこの茶碗。 このいもばの中に下手(げて)と上手がありこの茶碗は下手の…

mini盆栽植木鉢

代々木八幡駅近くの盆栽店。 盆栽は鉢を売るためにしつらえているもの。 小さなものは直径10ミリ位のものもある。 磁器で赤絵のもの、瑠璃釉、鉄釉、黄交趾(きごうち)わずか3坪くらいの店に これでもかと言うくらい品揃えしている。 「大きな鉢は売れま…

長船の名刀

銘 備州長船住人 横山大擾 藤原祐定 [ビシュウオサフネジュウニン ヨコヤマダイジョウ フジワラノスケサダ] 随分以前 天井裏から二本の刀が出てきた。 研いだ上 白鞘に入れて 再び天井裏に返した。 どうしたものか・・・。 冷たく輝く氷の刃(ヤイバ)・・…

立礼の炉

夜のお茶会だが 庭での立礼の席。 丸い炉が大変可愛い。 立礼席は膝の負担も全く無く この夜は野外でもあって 大変気持ちのいいお茶会だった。

文房四宝

お宮で催された煎茶席に出席させていただいた。 亭主は大原麗子に似た大変美しいご婦人で お茶やお菓子、お道具の説明は客を飽かさないものでした。 お茶は亭主に見とれて味がわかりませんでした。 床に 文房四宝 が飾られ高貴な雰囲気を醸し この席のご亭主…

銅鑼を打つ

お祭りに使われ 祈りに使われ 色々な合図に使われる。 日本人には船の出航の時打たれる銅鑼が一番印象に残っているのではないでしょうか。 重低音の長く余韻を引く独特の音色は 心に響く 静かな物悲しい音色でもあります。 お茶の世界では 客を迎え入れる合…

南宋の小壺

発掘品だと言うのに共の蓋が壊れずについている。 民窯だから巧まずして作られていて 素朴で可愛い。 前面の黒い斑点は土の鉄粉が吹いている。ご愛嬌と言った所。 土は半磁器で南宋の物は大半がこの土に近いもので焼かれている。 20~30年前までは 大変…

蕎麦猪口

蕎麦は大好きなので何時食べても美味しいが、食べるのはほとんどざる蕎麦。 蕎麦の味もさることながら、つゆの入れ物「蕎麦猪口」 時代物使ってくれると一段と食べ心地がよくなる。 大きさ 口径 目方 それに手描きの図柄、江戸時代の庶民に愛されたものだけ…