柴犬ぶんた
私は「ぶんた」と呼ばれています。18歳です。
昨年夏から体調を崩して、何本も注射を打たれました。大変痛かったです。でも抜け毛もほとんどなくなり、ずいぶん良くなりました。 最近はお漏らしを時々するようになって、主人によく叱られます。夜中は2時間おきにおしっこを知らせます。抱いておしっこをさせてくれます。
主人が遠出するときは車に乗せて必ず連れて行ってくれます。車の中では眠りっぱなしです。淋しくて一人で留守番が出来にくくなったのです。
また苦手の夏がやってきます、主人がどのように対応してくれるのか気がかりです。>ぶんた
<最近腰が抜けて 散歩する土手まで抱いて連れて行ってくれます。
時々座ったままおしっこをするのですが 主人は叱りません。前はよく叱られたものです・・・。>ぶんた
<また一円玉くらいの抜け毛が何箇所もできて痛くていけません、でも1週間ほど前主人が振りかけてくれた薬がよく効きました。その薬は「核酸」と言うそうです。>ぶんた
〈この写真は2003/03のものです。腰が抜けて歩かなくなったら お尻の筋肉がなくなってしまいました。おはずかしい・・・。でも日向ぼっこはいいもんですね。〉ぶんた
☆この写真は余りにもかっこ悪いのではり替えました。
〈今はられた画像は2年前のものです。かっこいいでしょう。
でも口髭は真っ白になりました。〉ぶんた
【四月四日午前七時 「ぶんた」 は逝きました。 皆さんに励まされて おかげさまで満十九歳と言う高齢で天寿をまっとうできました。 ぶんたに代わりまして、心から御礼申し上げます。】主人
いつもぶんたが 狸を追って遊んでいた、裏山の桜の樹のほとりに埋葬してやりました。五分咲きの桜を一枝添えてやりました。
「ねがわくは 花の下にて春死なむ
そのきさらぎの もちづきのころ」
西行法師
最後に死に様を教えて逝ってくれました。
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2004・7・20
〈主人は「桜の園」の桜守にと思って、裏山の桜の幼木の根っこに私を葬ったの判っています。今年たくさんの鹿が出てきて、守りきれませんでした。桜の幼木(22本)はへし折られ、新芽と若葉は食い尽くされました。主人は裏山に上がってきて大変悲しそうな顔をしました。辛かったです。〉
〈その後主人はナイロンで編まれた鹿除けネットH/1m70cmネットを買ってきて気温35度の中汗だくになって、懸命に張っています。
あの世から、声援を送ります〉・・・ぶんた。
2008・1・27
お墓代わりに置いてくれた頭ほどに石 苔むしてきました。
周りにある桜はまだ花が咲きません、今年くらいはちらほら咲くと思います、そうしたら主人が度々山に上がってきてくれます。
それにしてもこの正月 寒いことですね。〉・・・ぶんた
〈その後主人は後添えの犬は飼っていないようです。
遠慮しなくて・・・飼ってくださいよ。〉・・・ぶんた
2008・04・15
〈今年は十数本の木に花が咲きました。幹が直径10センチくらいなのでまだ幼木、一本に数える位の花付きでした。
でも主人は嬉しそうで度々山に上がってきてくれます。私の墓のそばを行き来してそのたびに私の墓石をじっと見てくれます。〉
08・08・15
〈今年の夏は特別暑い夏のようです。先月から主人は山に一度も上がってくれません。雑草は伸び放題です。主人も70を超えましたからね。無理も出来ないでしょう〉ぶんた
09・06・18
〈今年は桜の園に忍び込む多量に生える筍を処理するために主人はたびたび桜の園に上がってきました。それにこの春ほとんどの樹に桜の花が付きました。主人は私の墓はそこそこに桜の手入れに懸命でたまには桜の幹に抱きついているのを見ます。約50本の桜、来年はどんな展開になるのでしょうか。それと私の墓の周り雑草を刈って貰えないでしょうか。暑苦しくていけません。〉ぶんた
09・12・08
<主人は11月はじめ 草刈をボツボツしようかなと 私の墓の側でぶつぶつ言っていました。
ところが11月半ば過ぎわたしの墓のすぐ下で、竹の根に足を取られて転んでしまいました。
右足の関節の筋肉を伸ばしてしまったようです。
やれやれ・・・草刈は当分お預け・・・来春桜の咲く前までには草刈お願いしますよ。そしてお花見盛大にやって下さいよ。>ぶんた
10・02・06
どうやら主人が草刈を始めたようです。長いことやってないので笹が背丈くらい伸びて、これは大変そう。
約1時間ほどやって汗だくになりほうぼうの体でおりて行きました。私の墓にはもう3かいくらい刈らないと近づけないね。やれやれ大変なこった。
11・01・03
昨年主人は山で防鹿ネットに足を引っ掛け転びました。それ以来余り山に上がって来なくなりました。今までは来る春のためにこの冬場に笹刈りをするのですが、桜の山は笹が延び放題です。いつ刈ってくれるのでしょうか。主人は76歳のはず、私の年まで頑張って欲しいものです。 ぶんた