岡山の目抜き通り 栄枯盛衰

 ずっと以前は この電車通り、日銀、中銀、日赤、勧銀と軒を連ね、すぐ近くの表町商店街、天満屋百貨店、徒歩10分の所にに岡山城、後楽園とあって文化ゾーンにも県庁にも隣接した集客に事欠かない地域だったのです。

その後 年を経る毎に通行客は減少、このように寂しい閑散とした通りとなってしまった。

又表町商店街も言うに及ばず、老舗はほとんど姿を消し空き店舗貸し店舗が目立ち、入れ替わり立ち代り訳の分からない店が出ては消えして行く状況です。

今何とか賑わいを保っているのが商店街の中心にある天満屋 そのごく周辺だけ、商店街の両端からじわじわと荒廃が広がって南端のほうは眼を覆うばかり。

今は岡山駅から市役所に至る通りがクローズアップされ、大型ビルが林立してきた、地域の栄枯盛衰がまざまざと見えてきます。

産業優先で文化、教育政策が影をひそめている岡山の現状からすると実に憂うことが多い。特に岡山は交通の結節点といわれながら 魅力のない素通り都市と言われ出して久しいのです、・・・なぜでしょう。

なお この地点から 通りを真っ直ぐ5~6分行った左側にオリエント美術館、県立美術館、文化センター、右側に岡山神社と続いている。

そして すぐ近くに戦争(空襲)で焼け残った出石町があり、今 少~し眼を注がれて熱くなりつつある場所があります。・・・鶴見橋を渡れば後楽園という絶好の町。

ここまで来ると人通りは少なくとも ほっと息の抜ける憩いの感触が得られるでしょう。

しかしこれも時間の問題。

地域の高齢化と建物の老躯化で町並みは風前の灯、今 手を差し伸べないと 岡山の懐かしい時代の 唯一残る地域も後世には残らないことになってしまう。

さあどうしよう・・・

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