残念でならぬ 昨年の区民会議案 岡山市議会全会一致での否決

 昨年4月 岡山市は政令都市に移行した。

それに先立ち昨年2月行われた定例市議会で市当局から提案された「区民会議設立準備予算60万円」を全会一致で否決した。

 先行の政令都市ではこの「区民会議」「まちづくり会議」と言う性格の会議体は名称こそ色々だがほとんどの政令都市で採択運営されており、その趣旨は「住民で出来ることは住民で」の基本理念で高邁な考えの下議論され、まちの活性化に大きく寄与していると聞く。

 岡山の場合、市議から「私たちは住民の代表なのだ、市において議決権持つようなこんな団体が出来たら、市議なんか要らないのではないか」と言う極論も出たという。市議既得の権利権能を死守しようと言う狭隘な姿がにじみ出ている。

 市民意識を無視し議員特権化をまざまざと見せつけた「岡山市区民会議」提案、全会一致での否決である。

 情報公開制度を活用し質疑の内容を読んでみたが、住民からすれば為にする(廃案にする)為の質疑に読み取れる。

 これに関わった某市議に直接このことを訊ねてみると「当局の準備不足」と一言で切って捨てた。

否決全会一致と言うのがいじましい。

 ためにする代表質疑をした会派は、残念ながら 市民ネット(民主党)だった。主権在民,住民自治の言葉が踊るのみ。

 また議員から提案内容が未熟との指摘があったが、新しい制度は初めから完璧なものが出来るわけは無い、走りながら修正改善をしていくものなのだ。

議員で出来ないのなら区民協議会でも作ってやればいい。既に他の都市では動いている。

 岡山市沈没の悪夢がよぎる。

手始めに・・・はやしばら・・・夢であって欲しい

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