『桜』 日本人の心の花

待望の本が出た。鬱積を晴らして呉れるような本だ。

人気作家93人が桜に関してその「心の花」を書き下ろす。

どうやら 日本人の遺伝子の中には「花見」の遺伝子が刷りこまれているらしい。

そうでなくては あの 愛でかた 日本列島箍の外れたような一斉の花見 説明がつかないのだ。

関心空間でも「桜」で検索すると約500件が抽出される。異常ではない。カキコのほとんどの人が日本人だと言うことでしょう。

おしまいのページ 

「井戸ばたの 桜あぶなし 酒の酔」     秋色

金子兜太さんの軽妙なエッセイでくくられている。

編集だより その末文に

「この本は、桜とのかかわりを見つめ直し、伝統文化と日本人の心を考える一冊です。」

              と あります。

汗水たらし 裏山の檜を伐採してまで『桜』を植えた・・・この雑誌が よく説明してくれている。・・・てまえ味噌。 

表紙は有元利夫さんの「花降る日」(1977)

さすが有元さん 遺伝子の渦に桜の花びらを撒きちらいている。

日本人の心をしっかりと捉えた作品。

「いい」絵ですね~。

写真クリックして頂いて散る花びらをとくとご覧あれ・・・。

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*4月20日この絵 現物を見てきました! やっぱ 凄い絵だった。

ねがわくはサクラのもとにて春死なむそのきさらぎの望月のころ

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