草間台地
新見市井倉洞の横、四十曲と言っていいほどの急坂を上り詰めると 忽然と村落が現れる。そこは標高400メートルの石灰岩カルスト台地。農業中心の村落ですが、石灰岩台地であるために 地層に水を吸い取られ畑はあっても 水を張る田圃は見あたらない。
だが昼夜の温度差が幸いして、果樹農作物は極上品が収穫されると言われます。
室町に遡るこの農村は 長年 蕎麦を栽培し糧にしてきたとか。
最近注目を浴びだした村落ですが、その歴史は深いようです。
環境も比較的よく守られていて、手付かずの山野草の群生があちこちに見られ、最近姿を見ない昆虫などの生物も身近に見ることが出来ます。
今は訪れる人も多くなって、夏場の避暑を兼ねた長期滞在施設なども設けられています。
一度ここで、120メッシュで挽かれた 真っ白いそば粉で打った蕎麦を手繰って見られてはいかがかな。