友逝く

先輩ではあるが敢て友と呼ばせていただきたい 大倉裕さん。

あなたは何時も温かく拘らない茫洋とした雰囲気を身に纏っていらっしゃった。

あなたがそばに居られたら何故か屈託のない開放感と安心感に浸れたことを思い出す。 今 私は失ったものが大変大きななものであるという事が時間の経過とともに寂莫感となってひしと身に迫ってきます。なぜこんなに早く然も突然に逝かれたのですか。

今日 あなたの顔はいつもと変わらぬ優しいお顔でした。忘れません。

心からご冥福をお祈りいたします。

懸命に面倒を見られた庭にある桜、私が元気で居る限り守をさせていただきます。

3月21日 お家に伺い お参りさせて頂いた。部屋の中央のテーブルに慎ましく咲いた矮性の敬翁桜が鎮座していた。

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