円窓

日本はもともと方形(角形)の文化でバランス的に円形の比率は低い。

着物も方形の寄せ集めで成形され、日本建築も同様であります。

お茶は方形と円形のバランスにも配慮し、心落ち着く空間を醸し出そうとしている。

四角な壁を 丸く くりぬき 竹のこまい(小舞)を見せ

円の無限空間を作り バランスを保とうとしています。

この円窓にあたる灯火が 奥の壁に丸い円を作る、

夜話のお茶席は こういった空間を交えながら 静謐と風雅の時間に乗せて 更けていく。

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