「万葉花さんぽ」 爽やかな一冊

大和の野山を知り尽くしていると言はれる入江泰吉さん、楚々として咲く万葉の花の四季を、ファインダー越しに歌人の心と、花の美しさを見事に捉えた快心の一冊。

エッセイは万葉集の権威中西 進さんが受け持ち、写真と歌とエッセイと現代人にわかりやすい 写文集で 大変ロマンチックな本。

大和の花の好きな方 歌のお好きな方 エッセイを好まれる方 ぜひ座右においてみられては・・・。 

 杜若 衣に摺りつけ 丈夫の

      着襲ひ狩する 月は来にけり  大伴家持

(かきつばた きぬにすりつけ ますらおの

        きそいかりする つきはきにけり)

                    おおとものやかもち

                   定価 880円+税

     〈本の表紙の花は えごの木の花〉・・・クリック!

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