非国民とされた生徒のケアーはどうするの

このようなことが起きている。以下コピー。

○福岡志免中学校で召集令状配るお粗末 生徒の人権回復をどうするのか

 福岡県志免町の町立志免中学校(結城慎一郎校長)の男性教諭(49)が、二年生の社会科の授業で教材の「臨時召集令状」のコピーを配り、戦争に「いかない」と回答した生徒に「非国民」と記入し、返却していたことが十七日、分かった。

 町教委は「歴史事実に基づき思考判断を高める授業で問題はないが、返却時の説明が足りなかった」としている。

問題は無いとする町教委の認識こそ大問題、これでは認識不足の教員が続出する恐れがある。

校長も説明不足で逃げようとしても駄目、これは国家の教育に関わる根幹の問題だ。町教委も町教委なら校長も校長。

このような重大な問題を重大と認識もせず、かつ説明も出来ないような教員がいること自体大問題。

 町教委によると、教諭は十月下旬ごろに行われた「第二次世界大戦とアジア」をテーマにした社会科の授業で、二年生計六クラス二百十七人に副教材の「臨時召集令状」をコピーし一部修正して配布。

 裏面には戦争に「いく」「いかない」に丸を入れた上で、理由を書かせて回収した。「いかない」とした生徒一人に教諭は「非国民」と記入して渡した。教諭はほかにも複数の生徒に同様の対応をしたというが、正確な人数は把握できていないという。

 町教委は「授業の内容そのものに問題はなかったが、ショックを受けた生徒がいたとしたらきちんとケアをするよう、校長らに指導した」と話している。

 この問題は国として取り上げ、議論を深め、是非を明確にする必要が求められる。

 また非国民とされた生徒の人権回復をどのように図るのか経緯を見守りたい。