時鮭

 鮭の旬である秋以外(春から夏にかけて)に採れるので”時知らず”というのですが、 最近では省略されて単に”時鮭”と呼ばれます。これでは何の事だか分かりませんね。卵巣・精巣がまだ成熟していず、 身肉に脂があるので大変美味しい。ロシア北部の河川の生まれと言われ、回遊中に日本の近海で漁獲されたものだそうです。

 

 大体4~5月に獲れる魚で、その上 沿岸までやってくることは少なく昔は地元の人の口にしか入らなかった。そのために「時鮭」とか所によっては「ばか時」とか言っているようです。

 今の時季には粕漬けでしか食べようが無いわけですが、今年は運よく(金沢に行ったお陰もあって)2回 口に入る機会がありました。

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