利家所縁の「名槍」相州正俊

頃は戦国慶長年間(1596~1614)桃山~江戸の匠 相州正俊の作であるぞー。加賀百万石の初代本多政重がー 関が原の戦いで用いし物なりー。 穂の長さは80センチ、柄の長さは240センチに及ぶ[大身の槍]なーり。馬上で打ち振るには よほどの豪の兵(つわもの)に おわさば打ち振ることはかなわじやー。「さーてさて われこそは越前加賀の城主本多政重であるぞー」と大音声を張り上げたに違いあるまい。

 これぞ今、利家でクローズアップしている加賀百万石本多家が、門外不出の大槍を 時は熟せりと 陳列の為に研ぎに出したー。 こーれ幸と、二度と手にすることあいならぬ門外不出の名槍を、「五月の陽光降り注ぐなかー ここぞとばかしに振りかざしー、写真に一枚おさめ候」。ラッキー。

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